2022.05.16

子供の姿勢が悪い？姿勢が健康に及ぼす影響とは？(前編)

子供の姿勢、気にしていますか？

あなたのお子さんの姿勢は悪くないですか？現代の子供たちの姿勢は、悪くなりやすい環境になっていると言えます。理由は、遊びが変化しているからです。
インターネットが発達した近年では、子供達の遊びは急速に変化してきています。現代の子供たちの親世代である30〜40代くらいの方々は、幼少期の遊びと言えば、缶蹴りやキックベース、ドロケイなど、屋外で体を使って遊ぶことが多かったと思います。
しかし、現在の子供たちの遊びと言えば、TVゲームが筆頭に上がってくると思います。インターネットが発達し、感染症対策としてなかなか思うように人と会えない時期だからこそ、屋内での遊びが充実しています。そのため、親世代と比べ、子供たちが体を使い活動する時間はかなり減少しています。
ゲームをしている姿勢は、主に座っている姿勢が多いと思います。しかし、座っている姿勢を、長時間良い状態に保つことはかなり難しく、筋力や柔軟性も必要になってきます。
ゲームをしている時の子供姿勢を、よく観察してみてください。おそらく猫背で、顎が上がり、背中が丸くなった姿勢でゲームをしていることと思います。
このような姿勢が長く続いてしまうと、体に様々な変化が起きてきてしまいます。

背骨に由来する疾患になる

背骨には、本来生理的な湾曲があると言われています。この湾曲があるおかげで、重たい頭を支えることができたり、歩く時の衝撃を頭に伝えないようにしたりすることができています。
しかし悪い姿勢が続き、背骨の湾曲が崩れてくると、重さを分散させる機能や、衝撃を吸収する機能が低下してしまいます。
子供の姿勢がこのような状態になると、背骨の様々な場所に影響が生じてきます。

肩が凝りやすくなる

猫背で顎が上がった状態になってしまうと、首〜肩に負担がかかってしまいます。肩甲骨の位置も適切な位置から変化してしまい、首〜肩周りの筋肉にも負担が生じます。すると、筋肉の血流が悪くなり、慢性的な肩こりに移行していきます。血流が悪い状態が続いてしまうと、その部位に痛みを感じるようになります。

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