
2025.04.24
ストレートネックの問題点
ストレートネックとは、首の自然なカーブが失われ、まっすぐになってしまう症状です。
現代のデスクワークやスマートフォンの多用が原因の一つとされています。首や肩にかかる負担が増すことで、痛みや頭痛、疲労感など不快な症状が引き起こされます。
しかし、日常生活での姿勢や運動、作業環境の見直しを行うことで、ストレートネックを予防し症状を軽減することが可能です。
本記事では、ストレートネックの概要とともに、効果的な対策や改善方法について詳しく解説します。健康的な首を維持し、快適な生活を送るためにぜひ参考にしてください。

ストレートネックとは何か?その原因は何だろう?
ストレートネックとは?
ストレートネックは、首の自然な湾曲が失われ、まっすぐな状態になっていることを指します。
通常、首は前方に向かって自然に曲がっており、この曲線は頭部の重さを支え、身体全体のバランスを保つ役割を果たしています。
しかし、ストレートネックになると、このバランスが崩れ、首や肩に余分な負担がかかることから、さまざまな体調不良を引き起こすことがあります。
特に、パソコンやスマートフォンを長時間使用する人々に多く見られます。
また、猫背や前肩姿勢もストレートネックを引き起こす原因となるため、日頃の姿勢にも注意が必要です。
ストレートネックの原因
ストレートネックの主な原因は、以下のような生活習慣や姿勢の影響です。
1. 前のめりな姿勢
デスクワークやスマートフォンの使用中に、首を前に突き出すような姿勢を長時間続けると、首の筋肉や靭帯が緊張し、ストレートネックが進行することがあります。
また、悪い姿勢は、筋肉の非対称な働きを引き起こし、ストレートネックだけでなく、肩こりや頭痛といった症状を引き起こす要因となります。
2. 筋力不足
首や背中の筋肉が弱いと、頭を支える力が不足し、首の骨が真っ直ぐになることが多いです。
中でも、首周辺の筋力がないと、正しい姿勢を維持するのが難しくなります。
特に、運動不足の人や、筋肉トレーニングをまったくしない人に多く見られます。
3. ストレスや緊張
精神的なストレスや緊張は、無意識のうちに筋肉を緊張させることがあります。
特に、首や肩の筋肉に緊張が集まりやすく、これが長期間続くとストレートネックの原因となります。
そのためにも、積極的にストレスを軽減するためのリラクゼーションや呼吸法を取り入れることが大切です。
4. 加齢による変化
年齢を重ねるごとに、筋肉や靭帯の柔軟性が低下し、骨や関節の構造に変化が現れます。
加齢に伴い、ストレートネックになることもあります。
特に姿勢の維持に必要な筋力の低下や、骨格の変化は、ストレートネックを引き起こします。
ストレートネックによる主な症状
ストレートネックは多岐にわたる症状を引き起こします。
以下に、主な症状を挙げてみましょう。
肩こり
ストレートネックの最も一般的な症状の一つが肩こりです。
肩こりとは、首の筋肉が緊張し、肩周りの血流が悪くなることで、肩や首に痛みや不快感を感じるようになります。
特に、デスクワークや運転中にこの症状を感じやすくなります。
首の痛み
ストレートネックによって、首自体にも痛みが生じることがあります。
これは、首の骨や椎間板への負担が増え、炎症を引き起こすからです。
時には、動かす際に痛みを伴ったり、動きにくさを感じたりすることもあります。
頭痛
ストレートネックは、緊張型頭痛や偏頭痛の原因となることがあります。
首に負担がかかり、肩や首の筋肉が緊張し、血液の循環が悪くなることで、頭痛を引き起こすことがあります。
めまい・立ちくらみ
首の血流が悪化すると、脳への血流も影響を受け、めまいや立ちくらみといった症状が現れることがあります。
この状態が続くと、日常生活にも支障をきたす場合があります。
手や腕のしびれ
ストレートネックの影響で神経が圧迫されると、手や腕にしびれや痛みを感じることがあります。
特に、長時間同じ体勢でいるとこの症状が出やすくなります。
皆さんも長時間、足を組んで座った後、足がしびれたような感覚になった経験はありませんか?
ストレートネックを予防するための対策
ストレートネックを予防するためには、日常生活において様々な対策を講じることが大切です。
そもそも、ストレートネックとは、頸椎の自然なカーブが失われた状態であり、これによりさまざまな症状が引き起こされます。
ここでは、ストレートネックを予防するための具体的な方法を紹介します。
正しい姿勢を実践する
ストレートネックの予防には、まず正しい姿勢を意識することが重要です。
デスクワークやスマートフォンの使用時には、次のようなポイントに注意しましょう。
- 画面の高さを目線の高さに合わせる
- 背筋を伸ばし、肩の力を抜く
- 足は地面にしっかりとつけ、膝は直角にする
特に、長時間同じ姿勢でいることが多い場合は、定期的に姿勢をリセットし、軽く立ち上がったり、ストレッチを行ったりすることを心がけましょう。
目と体の休息を取る
目の疲れは知らず知らずのうちに体に負担をかけ、姿勢が崩れる原因となります。
特に、パソコンやスマートフォンなどの製品を使う場合は、約20分ごとに20秒程度目を休めることが大切です。
また、目の疲れを軽減するために、定期的に外出して自然光を浴びることも効果的です。
外の景色を見たり、遠くを見たりすることで、目の筋肉をほぐすことができます。
日常的な運動を取り入れる
運動不足はストレートネックの原因の一つです。
日常生活に運動を取り入れることで、首や肩まわりの筋力を強化し、柔軟性を高めることができます。
特に、首や肩周りのストレッチや筋力トレーニングを行うことで、ストレートネックの予防に効果的です。
以下のストレッチ方法を試してみてください。
- 首の横を手で押さえ、頭を反対側に倒す
- 両肩を上げ、数秒間キープした後にリラックスする
- 顎を引いて、首の後ろを伸ばす
作業環境を見直す
作業環境の見直しも、ストレートネックを予防する上で非常に重要です。
特に、デスクや椅子の高さは重要で、適切に調整し、作業中の姿勢を快適に保つことが必要です。
具体的には、以下のような点に気を付けると良いでしょう。
- 椅子の高さを調整し、膝と腰が直角になるようにする
- キーボードやマウスを自分の身体の近くに置き、腕を自然に伸ばせる位置にする
- デスクの上には必要なものだけを置き、作業スペースを整理する
マッサージや整体を受ける
日常的に疲労が蓄積した場合は、マッサージや整体を受けることもおすすめです。
専門家による施術で、筋肉の緊張をほぐし、血行を良くすることがストレートネックの改善につながります。
また、セルフマッサージを習慣的に、自分の体をいたわることが大切です。
首や肩を軽く揉むことで、血流を促進し、柔軟性を保つことができます。
YouTubeやインスタのショート動画に出てくる動画を、真似しながら行うだけでも効果的です。
睡眠環境を整える
睡眠中の姿勢もストレートネックに影響を与えます。
寝具や枕の選び方を見直すことで、睡眠時の首の負担を軽減しましょう。
以下のポイントを参考にしてください。
- 自分の身体に合った高さの枕を選ぶ
- 寝るときは仰向けか横向きの姿勢を意識する
- 硬すぎないマットレスを選び、身体をしっかり支えることができるようにする
質の高い睡眠は、身体を回復させるうえでとても重要です。
特に、ストレスのたまりやすい現代において、良質な睡眠はストレートネックの予防にも役立ちます。
ストレス管理を行う
ストレスも体に影響を与え、筋肉を緊張させる要因となります。
日常生活の中でストレスを感じることが多い場合は、自分なりのリフレッシュ方法を見つけることが重要です。
内容はなんでもいいので、自分が心から楽しいと思える趣味を持つことが大切です。
中でも、ヨガや瞑想、サイクリング、サーフィン、サップ、キャンプなど自然の中で行うアクティビティは、リラクゼーション要素も多く含まれており、ストレスの軽減にとても効果的です。
長く付き合える趣味を見つけて、心身の緊張をほぐしましょう。
まとめ
ストレートネックは予防することが可能です。
正しい姿勢を保ち、適度な運動やストレッチを行うことで、首や肩の筋肉を強化し、柔軟性を高めることが大切です。
また、作業環境や睡眠環境を見直し、ストレス管理を行うことで、ストレートネックのリスクを減らすことができます。
日常生活にちょっとした工夫を加えることで、快適な毎日を送ることができるでしょう。
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