甘酒は夏バテ対策に効果的

甘酒といったら、寒い季節に体を温めてくれる冬の飲み物と思われますよね。

しかし、歴史的に見ると甘酒は夏の風物詩であり、夏によく飲まれていた飲み物です。
日本最古の歴史書「日本書紀」にも甘酒の描写があるそうですが、
実際に庶民の間で流行り始めたのは江戸時代頃と言われています。
甘酒は栄養価がとても高く、暑気払いとして親しまれ、
江戸の街には夏になると甘酒売りの行商が増えました。
江戸時代の料理本にも甘酒という文字がよく見られるようになり、
俳句では夏の季語として使われていたそうです。
そんな夏の風物詩として親しまれていた甘酒ですが、
夏に好んで飲まれていたのにはしっかりと理由があるのです。

甘酒が飲む点滴と呼ばれる４つの効果

甘酒にはブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB群など、栄養素が豊富に含まれています。
体のだるさや、暑さで水分とともに奪われた体力を回復しつつ、
腸内環境を整えることで便秘の解消も期待できます。

疲労回復効果(ブドウ糖)
甘酒はブドウ糖を豊富に含んでいます。
さらにブドウ糖は飲んですぐ体に吸収され、
効率よくエネルギーに変換されるので疲労を回復してくれる効果が期待できます。

免疫力アップ(必須アミノ酸)

まず甘酒は体内で作ることのできない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいます。
必須アミノ酸とは、たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸のうち、
体内で作ることのできない9種類のアミノ酸のことです。
摂取したアミノ酸によって体内でたんぱく質が生成される為、
さらに免疫力のアップやストレス解消などにも効果が期待できます。

代謝アップ＆ダイエット効果(ビタミンＢ群)

甘酒はビタミンB群を豊富に含んでいます。
ビタミンＢ群→食べ物から摂取した糖質・脂質・たんぱく質などの栄養を
効率的にエネルギーへ変換するために欠かせないサポート役です。
実は代謝ビタミンとも呼ばれています。
しかし栄養価の高い食べ物を食べても、ビタミンB群が不足していると代謝がうまくいかず、
逆に便秘や下痢など体調不良の原因になることもあります。
さらにビタミンB群の摂取により代謝がアップすることで、ダイエット効果も期待できます。

腸内環境改善(食物繊維)

甘酒は食物繊維やオリゴ糖を豊富に含んでいます。
さらに食物繊維やオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなり、
排便を促してくれるので腸内環境を整える効果が期待できます。

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